単身赴任といえば、誰がするもの?

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 子持ち会社員女性ですが、子育ての目途がついたら単身赴任も良いな、と思っています。

 私の家庭は私と夫協力して習い事の送迎、子が病気になった際の看病等を行っているため、どちらかが欠けると非常にダメージが大きいです。なので単身赴任するとすれば子が大学に入った後の数年になろうかと思っています。そしてそれを夫にも求めています。子育て中は色々と相談することも多いですし、何より一人だと自分の気力体力が持たないですし。

 単身赴任の希望を周りに言うと、必ず笑われます。冗談言ってると思われているようで、先日も上司に言ったところ、笑いながら「あなたがいないとみんな困るでしょう。」と言われました。夫がいなくても私たちは困るんですが。男性に対しては「単身赴任は当たり前」という考えを押し付け、「女性は単身赴任されたら困るだろう」。男性だって単身赴任したくない人はいます。子が小さいうちに家族と引き離され、家事育児をしたくともその機会を失い、ひいては家族との距離も広がってしまう。残った妻に過重な負担をかけ、心身ともに病気になる等の弊害も考えられます。

 私の家庭で言うと、土日はほぼ終日夫婦の健康維持のため整体に通う、子の病院に行く、子の習い事の送迎、1週間分の買い出し、数か月に1回は片道4時間かけて隣県の実家に帰省等、多忙です。平日より休日に疲れがたまるぐらい多忙。それを仮に夫(もしくは私)が単身赴任していなくなる、例えば車で3時間の位置に単身赴任なんてされたら、帰ってくるだけで昼です。50代の夫にとって、往復5,6時間の運転は体にこたえます。腰痛持ちのため、整体に行けなくなるとすぐぎっくり腰になります。

 このように「夫=単身赴任可」なんて簡単に考えないで欲しいわけです。もちろん単身赴任してくれた方が良い、全部自分でできるし、という妻、夫もいると思いますので、一概には言えません。
 一方で、ひとたび単身赴任したら楽だろうな、とも思います。平日一人で過ごせるという天国が手に入るわけで、それを男性が独占するのも納得できないわけです。しかも単身赴任可=昇進しやすいというメリットがあります。(会社によるかもしれません)単身赴任=男性、家事育児担当=女性ということは依然昇進するのは男性、家庭を守るのは女性、という役割分担を強いているといわざるを得ません。笑いながら、「あなたは昇進じゃなくて家事専担でしょ。」と言われている。不快です。

 今回の上司は男性ですが、横にいた30代女性社員(バツイチ独身)も一緒に笑ってました。根が深いです。これが夫の発言だったら、決して誰も笑ってないよね、と。この認識から少しずつ変えていかなければいけない、そう思ったのです。

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