清明神社で人生相談をし、どん底に突き落とされた話

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 独身の時の話です。かれこれ17,8年ほど前でしょうか。高校生ぐらいから京都が大好きで、大学入学以来年に1度は必ず訪れいていました。陰陽師ブームが始まる前から清明神社が大好きで、何度か訪れていました。当時20代なかば、独身彼氏なし、仕事大嫌いという精神的に八方ふさがりだった私は、大好きな清明神社で人生相談を受け付けていることを知り、九州から京都まで行くことにしたのでした。

 平日だったため、それほど混んでおらず、2組待ちぐらいだっと思います。座敷で待つように言われ、座っていると・・・前の相談の人の声が筒抜けです。引っ越しや家相についてご夫婦で相談しているらしく、宮司さんも親切に相談に乗っている様子。30分ほどで終了し、呼ばれます。

 かなり高齢(70代後半ぐらい?)の宮司さんでした。若い女性らしく、結婚について尋ねたところ・・・「あんた家族と縁が薄いね。結婚はしないんじゃないかなあ。」
 え・・・?頭が真っ白で何も入ってきません(笑)何より後ろの人に普通に聞かれてるよね。可哀そうって笑われてるかも。そんなことが気になってたまりませんでした。相談役の宮司さんの他にも神社の方がいらっしゃった気がするのですが、その人にも笑われているかも。相談を終えて帰るときに、「あの人結婚できないんだって。」と哀れに見られたかな・・・。

 20年近く経った今でも覚えています。今は結婚し、子どもを産んで当時の私の100倍以上幸せにくらしてるので笑い話ですが、あれはいったい何だったんだろうと、今でも釈然としませんね。絶対結婚したい派でもなんでもないですし、「結婚できない=可哀そう」なんて思いもしませんが、人に希望を与えるのが占い師の役割だろ、と思います。それが無理なら「こうしたら良い」を分かる限り教えるのが仕事ではないでしょうか。
 若い女がまた結婚とか言ってるよ、と鼻知らむ思いかもしれません。しかし私にとっては強烈に嫌な思い出であり、怖くてしばらく占いには行けませんでした。相手が言われて嫌であろうことを、わざわざ神社で言われたわけで。

 おそらく「京都にばかりこないで、色んな所に行って見識を広げなさい。」「占いに頼っていないで、自分で行動しなさい。」そんなメッセージだったような気がします。それきり京都にはいかず、最近ようやく家族で訪れましたが。行動パターンを変えてることが開運につながると言いますしね。感謝すべきポイントなんでしょう。あの宮司さんは、私にそれを気づかせるため、わざわざ悪役を買って出てくれたのです。

 占いで嫌なことを言われても気にすることなんてありません。むしろなぜもやもやするのか考えれば、今抱えている問題点に気づけるかもしれませんしね。

 清明神社については、とても良い神社ですし、お守りも愛用(?)していました。寝るとき近くに置いておくと金縛りがましになりました。(実家出て以来、金縛り自体ほぼ無いけど)起こることはすべて良い縁と捉え、楽しく生きましょう!

 

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