9月の連休を利用し、霧島東神社と霧島神宮に行ってきました。妊娠中に霧島神宮に参拝しようと鹿児島を訪れたのですが(産前最後の思い出にしようと思い)、夫の父が怪我したとの連絡があり、参拝はせずに帰宅したという思い出があります。それが心にずっと引っかかっていたのですが、最近急に思い立って参拝することにしました。
熊本から車で移動したのですが、その途中に霧島東神社があるからお参りしない、と夫に誘われ快諾。
天孫降臨の地、高千穂峰の山頂に突き立てられた「天之 逆鉾」は、神話の中で「イザナギ」「イザナミ」の夫婦 神が日本列島を作るために大地に突き刺しかき混ぜたと されています。この「天之 逆鉾」(あまのさかほこ)が収められているのがこの霧島東神社なのです。「天之 逆鉾」が突き刺されたという「高千穂の峰」はこの霧島東神社の飛び地境内とされています。由緒正しい神社です。
「天之 逆鉾」は霧島東神社の社宝とされ、「高千穂の峰」に今も刺さっています。「天之 逆鉾」がいつから刺さっていて、いつ作られたのかは諸説ありますが、坂本竜馬が新婚旅行で面白がって引き抜き、その姉への手紙にそのことを楽しそうに書いた、というエピソードがあります。つい最近長崎に行く用事があり、偶然その書簡を見る機会を得ました。
当日は小雨が降っていました。霧島東神社は標高500Mの高台にあるため、霧がかかって幻想的です。
木々の間をひとしきり歩いたところ、ひときわパワーを感じる場所がありました。ここはご神域であり、一般人は入れません。
上まで上がると御神木があります。間をくぐらせていただきました。
神門をくぐると、空気が変わります。力が強く、なかなか入れない人もいるとか。どんどん気分がよくなり、ここがご神域であることを強く感じます。とにかく素晴らしく、ここに来ることができたことを心から感謝。
本殿横にある旧登山道。昔はここから修行者が高千穂の峰に登っていたそうです。現在はこの奥はヒルが出るらしく、立ち入り禁止となっています。高千穂の峰には何通りかの登るルートがあるのですが、最短でも3時間程度はかかるようです。いつか登りたいけど、決心がつかず。
境内も霧がかかっていて、本当に美しく幻想的。
駐車場近くから御池を臨みます。御池には龍が住んでいるとのことです。ボートに乗ることもできるようです。
この辺りは霊場とのことで、霧島東神社に入る少し前から神聖な空気が漂ってくるのを感じました。高台にあるので道が若干細い所もあります。運転は気を付けて。
昔の雰囲気を残した、本物のパワースポットです。私は家に帰った直後から、また行きたくてたまりませんので年内にもう一回はかならず訪れるつもりです。研ぎ澄まされた雰囲気、他の場所とは明らかに違う力を感じました。うまく言えませんが、訪れることで自分の何かが確実に変わったような感覚を覚えます。
ここに行くことができて、本当に良かった。ちなみに近くに「東霧島神社(つまきりしまじんじゃ)」という名前の似た神社があります。次回は両方行きたいです。